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今週の名言 : 笠原群生さん(移植外科医) [ビジネスパーソン (男性)]

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 やるのではない。


 やりきる!


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小児生体肝移植。



重い重い肝臓の病で

命の危機にひんした子どもたちの

生きる望みをつなぐ、最後の手段。



親などの近親者から

病気の子どもへと肝臓の一部を移植。



冒頭の言葉は、

この分野で年間世界一の手術数を誇る



『笠原群生』

さんによるものです。



170805 笠原群生さん ①.jpg


笠原さんが手術を行った患者の

10年生存率は、

全国平均を大きく上回る91.1%。



それまで困難を極めていた

体重5キロ以下の乳児に合う、



薄く小さな肝臓の切り出し方を

世界に先駆けて考案するなど、



革新的な技術を編み出し、

世界から注目を集めています。



今でこそ、

この分野の世界的権威にまで

のぼりつめた笠原さんですが



子供の頃は、

何をしても長続きせず

勉強もできない



これと言って

とりえのない子供だったとのこと。



170805 笠原群生さん ④.jpg


父親が医者をしていたことから

何となく自分もその道へ進もうと

決心をするも



2浪の末に

地元の群馬大学医学部に

何とか合格



しかしそんな笠原さんにとって

大きな転機が訪れます。



それは、大学4年生の時にテレビで見た

日本初の生体肝移植成功のニュース



このまま放置をしておくと

数日後には死に至ってしまうかも

しれない子供が



命をとりとめ

少しずつ回復し

やがて歩けるように・・・



この魔法のような技術に感動し

自分もこの魔法を習得して



たくさんの子供たちを救いたいと

強く熱い思いを抱くやいなや



日本初の手術を行った

京都大学医学部に飛び込みます。



これまでの人生の中で初めて

夢中になって必死になって勉強し

ドンドン実力をつけていきました。



170805 笠原群生さん ②.jpg


その後、ご自身が初めて

小児生体肝移植を行ったのは

とても難しい状態のお子さんでした。



最善の努力を尽くしたものの

手術の2日後に

合併症を併発して残念ながら

帰らぬ人に。



両親からは

胸ぐらをつかまれて詰め寄られる。



当時の自分、

当時の日本の最先端の技術でも

救えない子供たちがたくさんいる。



そんな子供たちを

何とかして助けてあげたい。



この強くて熱い思いが

笠原さんを突き動かす原動力。



長時間にわたる

生体肝移植の手術がおわるたびに



手術をふりかえり

もっとこうしたらよかった

今度はこういう風にしていこう



きのう、おとといできなかったことを

あした、あさってできるように



自分が勉強して

自分が成長していくしかない



生体肝移植は

子供と親の2人の命を預かる手術



相当の覚悟がないとできない手術

毎回、自分で覚悟を決めてすべてを背負う。



やると決めたからには、

徹底してやり切る。



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 やるのではない。


 やりきる!


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170805 笠原群生さん ③.jpg


笠原さんは、 ご自身の仕事に対して

次のように述べています。



僕には、これしかない。



だからこそ、

どんなに苦しくても

これを一生懸命やると決めた!



笠原さんは、

手術の前に必ず、

自分のロッカーを開けます。



中に貼ってあるのは、

亡くなった患者たちの写真。



彼らに手を合わせ、

今日もやりきる覚悟を決めて、

手術へと向かう。



みんなが100%助かるなんて

ないのかもしれない。



だけど、そこを目指していかないと、

完成されたものにはなっていかないでしょ。



100%120%を目指して頑張って、

やっと今ぐらいの数字になる。



もっと頑張れば、

本当に100になるかもしれないじゃないですか。



自分の努力で、

それが補えられるんであれば、

どんな努力でもしますよね。



母親から子供に肝臓の>移植を行う時、




とても綺麗で良い状態であることが

多いそうです。



子供のことを思い

少しでも良い状態の肝臓を



提供してあげたいとの想いから

お母さんが



自分の食事や運動に拘って生きてきた証、

つまり子供への愛情の証

を強く感じるそうです。



まさしく

愛情に包まれた命のプレゼント。



170805 笠原群生さん ⑤.jpg


笠原さんは

プロフェッショナルを次のように

定義しています。



子ども、家族の未来に責任を持って、

謙虚に努力し続けること。

そういう人だと思います。



で、

そういうふうに生きていきたいんです。



さて、皆さんはいかがでしょうか?



自分でやると決めたはずなのに

何となくやっているだけなんてこと

ありませんか?



自分でやると決めたこと、

やり切る覚悟はありますか?



どんなことをやりきると

覚悟を決めましたか?



覚悟を持って

日々積み重ねていく。



こんな人生を歩んでいきたいですね。





 

    
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