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勉強は、
「心」でするもの・・・
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今週の名言 : トム・ヴィンセントさん(クリエイティブディレクター) [人気外国人 (男性)]
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ありとあらゆる
経験をしよう!
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今週の名言 : ゾマホンさん(元駐日ベナン共和国大使) [人気外国人 (男性)]
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祖国のために、
自分のために!
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今週の名言 : ポールスミザーさん(ガーデンデザイナー) [人気外国人 (男性)]
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明日、あさってはどうでもいい
2年・3年、5年・15年先を考える
日本人以上に
日本と日本の草木をこよなく愛し
季節を彩る魔法使い
日本のガーデニングを変えた男
の異名を持つ
イギリス人ガーデンデザイナー
「ポール・スミザー」
さんの言葉です。
イギリス・テムズ川のほとりにある
緑豊かな地で生まれ育ったポールさんは
イギリス王室直轄の名門
イギリス王立園芸協会で
世界トップクラスの園芸技術を
学んでいる時に
運命的な出会いをします。
それは、日本の野草との出会い。
変化にとんだ葉の形
印象的な色
・・・
イギリスにはない日本の草木たちの姿に
衝撃を受けたことがきっかけで
いてもたってもいられず
19歳の時にイギリスを離れ
日本を訪れることを決心されています。
しかし、自分の夢に向かって
日本で庭師として働き始めた
ポールさんを待っていたのは
思いもよらない現実でした。
当時の日本では空前の
イングリッシュガーデンブームが
沸き起こっていました。
残念ながら、
ポールさんの憧れていた
日本の草木ではなく
鮮やかな色を付ける海外の直物ばかりに
注目が集まっていたのです。
しかし、
これらの植物は
海外が原産地であることから
日本の四季の環境にあわず
いたるところで
病気に犯され続けるという
悲しい現実にありました。
それでもなんとか生かすために
行われていたのが
植物に大量の農薬・化学肥料を
与えるということ。
それでも
病気になり残念ながら枯れてしまった植物は
新しいものを植え替える
ということの繰り返し。
依頼主に
海外の植物は日本に合わないと説得するも
受けいれてもらうことができず。
自分の植えた植物が
目の前でダメになっていく姿を見て
悲しい思いの日々を過ごすことに。
このような経験を通して
ポールさんが仕事と向き合う中で
大切にしている教訓があります。
居場所さえあっていれば
生きていける。
つまり
植物が生きていくためには
適した場所がある
その場所をしっかりと見極めて
植えてあげることで
その植物本来の魅力が
活かされることにつながるのだと。
ポールさんは言います。
これは植物に限った事ではない。
人も同じだと。
自分がどのような環境に身をおくのか。
それによって、
自分の魅力が活きてくるのか
それとも
活かされないまま終わるのか
が決まる。
結果として
自分の成長も大きく変わってくるのだと。
ポールさんの庭師として
無農薬・無化学肥料にこだわっています。
それは
植物が本来持つ生きる力を
最大限引き出したいから
人間が手を貸して無理に成長させても
それは植物のためにはならない。
最終的には自分の力では
生きていけない体にしてしまうことになる。
ギリギリのものだけを用意してあげることで
自然と戦いながら
最終的には丈夫になっていく。
まさしく人も全く同じですね。
親に甘やかされて育てられてきた人
今の環境に甘んじて成長しようと
努力をしない人
・・・
このような人には成長は望めません。
日本に来てから
悲しい現実を目の当たりにした
ポールさんの心の中には、
自分が憧れていた
日本の草木を活かした庭をつくりたい
という熱い思いが
日を追うごとに強くなっていきます。
それからのポールさんは
自分の趣旨にあわない仕事はやめて
来る日も来る日も全国の野山に通っては
誰からも目を向けられることなく
日本の各地で自生する草木を
独学で1から学び始めます。
それだけでも素晴らしいことですが、
ポールさんが次にとった行動は、
自分の庭に
野草のための実験場を作ること。
自分で全国から集めた野草たちが
どのような環境に適しているのかを
育てては観察することを繰り返します。
さらには、
誰に見せるというわけでないものの
日本の草木で埋め尽くされた庭
のデッサンも書き始めることに。
ひとり日本で
このような生活を始めるようになった
ポールさんは、
しだいに周囲の人たちから
「変わり者」
扱いをされるようになっていきますが、
それでもポールさんは
その活動をやめることはありませんでした。
このような動きを始めて5年がたったある日、
自分の想いを込めて出展をした
ガーデニングショーで
日本の原風景を表現したポールさんの作品が
みごと最優秀賞に選ばれます。
まさに
ポールさんの思いが実現した瞬間です。
ポールさんの庭づくりでのこだわりは
無農薬・無化学肥料の他にもたくさんあります。
その中の1つが、
日本に自生する多年草を使うということ
世間一般的には
見た目をきれいにするために
品種改良された1年草が多く使われますが、
"庭”それ自体も成長するもの
というポリシーを持つポールさんは
1年しか生育できない1年草では
庭が成長しない。
との思いからです。
今では、ポールさんの手がける庭には
多くの代名詞がつけられています。
息をのむほど美しい庭
涙が出るほど美しい庭
草木が輝く魔法の庭
自然より自然らしい理想の庭
そのためには
今この瞬間を着飾るのではなく
2年・3年、5年・15年先を考えること
が大切だと。
多年草は1年草のような派手さは無いものの
冬を越して何年も成長し続けるため
年を重ねるごとに美しさが増していく
植物にあった居場所
無農薬・無化学肥料
1年草ではなく多年草
ポールさんの
植物に対する向き合い方からは
人の生き様に対する警鐘が
聞こえてきます。
自分の将来を見据えて
来る日も来る日も着実に1歩1歩
諦めることなく歩み続けること。
それに適した環境に身をおくこと
外見ばかりを着飾るのではなく
内面をしっかりと磨いていくこと
数年先に素敵な自分と出会えるように・・・
こちらをクリック頂けましたら幸いです。
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