今週の名言 : 中園ミホさん(脚本家) [ビジネスパーソン (女性)]
スポンサードリンク
逆境が私を育てくれた!
熾烈な視聴率争いにさらされる
テレビドラマの世界で
長きに渡りヒットを
飛ばし続けている脚本家
「中園ミホ」
さんによる言葉です。
これまで手がけてきた代表作を見てみると
その凄さが一目瞭然です。
『Age,35 恋しくて』
『やまとなでしこ』
『スタアの恋』
『anego』
『ハケンの品格』
『はつ恋』
『Doctor-X 外科医・大門未知子』
『花子とアン』
・・・
多彩なキャラクターをいききと描き、
長年にわたり
平均視聴率トップを記録しています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
曲がり角をまがったさきに
なにがあるのかは、わからないの・・・
でもきっと、いちばんよいものに
ちがいないと思うの
(ドラマ『花子とアン』より)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今でこそ日本を代表する脚本家として
大活躍をされている中園さんですが
これまでの人生は波乱に満ちたものでした。
10歳のとき、
大好きだった父親を亡くし
なかなか現実を受け入れることができない
悲しい日々をおくります。
さらに19歳のとき、
今度は最愛の母親を亡くし絶望の淵に。
当時の心境を次のように語っています。
なぜ、私ばかりが「横なぐり」のように
不幸にあうの・・・?
まさにミホさんにとっては
曲がり角の連続です。
しかも波乱はこれだけでは
終わりませんでした。
それは34歳のとき。
さらに大きな曲がり角に・・・
結婚できない相手との恋のすえ
お腹の中に小さな命を宿したミホさんは
未婚の母となる決心をすることに。
当時の貯金は、5000円のみ。
両親もいない、
誰も頼る人のいない中での決心です。
自分はとにかく子供のために
なんとかしなくては。
そこで始めたのが連続ドラマの仕事。
連続ドラマはきつい。
もっと楽な仕事があるはずだ。
こんなしんどい仕事やめてやる。
と思っていた脚本の仕事だが、
それからというもの
依頼はすべて受けることにした。
出産後は、毎日、子どもを寝かせて、
仕事に集中できるのは夜11時すぎ。
徹夜で書いて、子どもを起こして、
弁当を作って保育園に送り出す。
朝起きられないのが何より怖かった。
ホッとして、しーんとした部屋でビールを飲んで、
子どもが戻ってくるまで寝る毎日。
脚本家としての自信はまだなかったが、
毎日歯を食いしばって画面と向き合った。
ミホさんの脚本のスタイルは
かざらずに本音をぶつけるというもの。
心の中では
誰もが言いたいと思っているが
なかなか言えないようなことを
痛快に言ってのける。
もともと人が大好きだったミホさんは、
「取材の中園」と言われるほどに
人一倍、取材に時間とお金を使います。
だからこそ、
世の中の人の本当の本音を
引き出すことができるのですね。
ミホさんは、これまでの人生を振り返り
次のように述べています。
逆境が私を育てくれた!
「仕事と子育てに必死にもがくうちに
20年近くが過ぎて、違う場所に立っていた。
楽なほう楽なほうへと流れる本当に
駄目だった私が、
やっと1人前になれたかな」
たとえ不器用だとしても
たとえ曲がり角にたったとしても
きっとよくなると自分を信じて
覚悟を決めて
歩み続けるミホさんの生き方、
とても素敵ですね・・・
自分磨き ブログランキングへ
スポンサードリンク
コメント 0