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今週の名言 : 森田真司さん(手打ちうどん職人) [ビジネスパーソン (男性)]

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 “真心” で極みを目指す!

                      


 

うどんをこよなく愛する香川県


うどんに日本一うるさい



と言われるこの場所で


屈指の評価を受ける手打ちうどん職人



「もり家」店長


「森田真司」


さんの言葉です。




160430 森田真司 ①.jpg


連日、お店の前には長蛇の列が


できるほどの人気ぶり




この人気を支えている原点は


何といっても森田さんの


うどんに対する徹底的なこだわり



そもそも、


うどんはとてもシンプルな食品です。




『原料』


小麦粉+塩+水




『工程』


①3つの原料を混ぜてこねる


②熟成させる(寝かせる)


③伸ばして切る


④ゆでる




シンプルだからこそ、


わずかな妥協も許されない


これが、うどんの世界なのです。


森田さんは、


毎朝4時に家を出た瞬間に


その日の気温・湿度などを5感で感じ取り




その日の


小麦粉・塩・水の配合割合を0.01L単位で


調整するほどのこだわりよう。




さらに、


これらの原料をこねる工程では


足踏み作業となりますが、




ここでのポイントは、


生地全体にどれだけ丁寧に均等に力を


加えることができるか。




そのためには、


足のかかとと指の部分も全く同じように


力を加えること




また、踏みすぎる直前のギリギリの


力加減にすることで




うどんにとっての命である


ツルツル・モチモチ・シコシコ


を実現できるのだそう。




森田さんはこの工程を


「生地と会話する」


と言っています。



その日の状態にあわせて


妥協することなく極限までこだわって


生地を創り上げる様子が伺えますね。




160430 森田真司 ②.jpg


今では


日本を代表する手打ちうどん職人して


名をあげた森田さんですが




実は、子供の頃は今とは真逆の


性格だったようです。




もともと引っ込み思案だった森田さん。


周りから、からかわれても


言い返すことすらできない性格




自分が何をすればいいのか分からない・・・


また何をやっても長続きしない・・・




高校に入学するも


やはり周囲にとけこむことができず


わずか1ヶ月半で中退をすることに。




そんな様子を見かねた父親が


森田さんを導いたのがうどん職人の世界


本人が15歳の時でした。




当時、香川で人気のうどん屋だった


師匠のもとに弟子入りをします。




そのとき、師匠から頂いたのが次の言葉




トンネルを掘る時にはなぁ


柔らかいところばかり探しちゃいかん


岩盤をぶちぬかにゃあ貫通せんぞ




つまり逃げ道ばかりを探していては


つまらない人生を送ることになるよ




限りある自分の人生


真正面からぶつかっていこうよ





それでも


もともと何をやってもすぐに諦めてしまう


性格だったためか




深夜のしこみ作業がつらく


すぐに心が折れそうに・・・




師匠から頂いた言葉を胸に


何とか頑張って1年が過ぎようとしていた頃


師匠に自分のうどんを評価して頂いたところ




笑顔で褒めて頂きました。


「85点だ」と。




85点だということは


自分の作ったうどんをお客様に


食べていただけるレベルに達したということ。




160430 森田真司 ③.jpg


とても嬉しかったことでしょう。


しかし師匠はさらに続けます。




普通に努力をすれば誰でもここまでは


くることができる。




大切なのは残りの15点。


あとの15点は
真心だ。と。




この時、正直、


真心の意味が良く理解でなった森田さん。




「真心」を心から理解できたのは


この道に入って20年


初めて自分の店を構えたときでした。




当時、知識と経験を積んで


美味しいうどんを作る技術は身につけていたはず。




しかし、お客さんは全く入りません。


この現実を目の当たりにして初めて


これまでの自分の甘さが身にしみたと言います。




それからというもの


どうしたらお客さんに喜んで頂けるか





どうしたらお客さんに感動頂けるか




徹底的にうどんに向き合う日々が続きます。


 

 

小麦粉の種類


練り方


踏み方


・・・




シンプルだからこそ、


1つの工程でも気を抜いてしまうと


自分の目指すうどんはできません。




来る日も来る日も、本気でうどんと向き合います。


 

 


そんな日々を繰り返して2年が


経とうとしていたある日の朝




一人の女性が涙を流しながら


自分の作ったうどんを食べていました。




話を聞いてみると、


「夫の転勤の都合で香川を出ます。


心のこもったこのうどんを


これから食べられなくなると思うと


本当に淋しいです。」と。



森田さんご自身の目にも涙が・・・




このとき師匠の言っていた真心の言葉が


強く胸につきささります。




今、現在の森田さんの信念は


1食1食、高みを目指す!




うどん屋も含めたいわゆる外食産業は


最終的には家庭の主婦には


絶対に勝てないと森田さんは言いきります。




技術では家庭の主婦には勝てるが


家庭の主婦が作る料理には


 

 


家族に対する愛情


ぎっしりと詰まっている。




家庭の主婦の愛情に追いつき追い越すのが


手打ちうどん職人としての使命だと。




森田さんは


師匠から頂いた「真心」の意味を


自分なりに次のように解釈しています。




その仕事で自分が本当に真剣に


食っていく気があるのかないのか




お客さんに代金を頂いていることを


どう思っているのか



お客さんに自分の一生懸命さが


伝わらなければ


お客さんは感動してくれない




                      


 “真心” で極みを目指す!


                      





160430 森田真司 ④.jpg


ここまでの人生を振り返り


森田さんが考える


プロフェッショナルとは、




一生懸命。


それを継続できる人間。




短い言葉ですが


奥の深い言葉ですね。




一生懸命×継続




どちらも欠けている人を多く見かける


今の世の中だからこそ


この言葉が心に響いてきます。




森田さんの、


「相手に感動を与えることを使命に」


とても素敵な生き方ですね・・・


 




こちらをクリック頂けましたら幸いです。


    
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