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今週の名言 : 竹内久則さん(パン職人) [ビジネスパーソン (男性)]

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 まだ絶対、おいしくなる!


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皆さんは、


次のようなパン屋が存在するのを


信じることができますか?


 

 


営業日は(火)~(金)の4日間のみ


お店を構えるのは、郊外の山の中


しかもパンの販売は、完全予約制


 

 


それにも関わらず開店前には


お店の前で予約客が並んでいる。


 

 


先の言葉は、


伝説のパン屋「生瀬ヒュッテ」の店主


 

 


「竹内久則」


さんによるものです。


 


161112 竹内久則さん ②.jpg

 


竹内さんが


現在の場所にお店を構えたのは2016年1月


 

 


以前は、大阪市内に店を構えていました。


当時のお店(店名:ブランジェタケウチ)は




伝説と言われるほどの人気を博し、


1日の来店客数は1,000名を超えるほど




当時新聞社の企画による調査でも


日本一美味しいパン屋としての


地位を獲得しています。



161112 竹内久則さん ⑤.jpg

 


これほどまでに素晴らしい経歴を持つ竹内さんですが、


実はつらく厳しい過去があったのです。


 

 


幼少の頃の竹内さんは、


とても快活で


 

 


近所の方々にも可愛がられ、


すくすくと育っていきます。


 

 


ところが小学校の高学年になるころから


少しずつ様子が変わっていきました。


 

 


小学校高学年といえば多感な年ごろ。


当時の竹内さんは、


 

 


何のとりえもない自分に対して


強くコンプレックスを抱くようになります。


 

 


頭が悪い


チビ


足も速くない


・・・


 

 


自分の心の中に、劣等感が蓄積されていき、


やがて学校に通うのがつらくなり


 

 


中学2年の時に、とうとう


完全不登校に追い込まれてしまいます。


 

 


自分って本当にダメな人間なのだろうか?


自分の将来はいったいどうなってしまうんだろう?


 

 


竹内さんご自身も


「とてもつらい時期だった」


と当時のことを振り返っています。


 

 


不登校の期間、思い悩みながらの日々。


そんな中で、


唯一楽しみにしていたことがありました。


 

 


それは、とあるテレビ番組。


様々な分野で活躍されている


社長や成功者の秘話を見ることでした。


 

 


この番組を通して、


自分も将来は、社長になってお金持ちになりたい!


 

 


そんな思いが、


竹内さんの心の中に湧き出してきます。


 

 


そこで思いついたのがパン屋でした。


パンは、世の中の人が大好きで毎日食べるもの。


 

 


社長とお金持ちに最も近い職業だと思いたち


パンの道で成功者になることを決意します。


 

 


当時、大阪で最も忙しいと言われる


パン屋で働き始めた竹内さんは


 

 


同期の中でも一番の実力を磨きつつ


28歳の時に独立。


 

 


先に紹介したブランジェタケウチを


大阪市内にオープンさせています。


 

 


このとき、


竹内さんの心で中に強く抱いていた感情が


 

 


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 パンだけは負けたくない!


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161112 竹内久則さん ④.jpg

 


小学生の頃から負けっぱなしの人生


このまま自分の人生を終わらせるのはもう嫌だ!


 

 


こんな強い思いが


毎日1,000人以上のお客さんが訪れる


お店を創りあげる原動力だったのですね。


 

 


過去のこのブログの中でも



「意識や想いを強く持つ」の大切さを述べてきました。




そのためには、


知識やスキルの学びだけはなく


意識を変える学びが大切だとも述べてきました。




竹内さんの事例からも


そのことがよく伝わってくるのではないでしょうか。


 

 


ところで、


これほどまでの成功を収めた竹内さんは、


 

 


なぜ当時のお店を閉店して


3年の時を経て郊外の山の中に


新たにお店を構えることになったのでしょう。


 

 


当時、パン屋で成功をつかんだ竹内さんは


昔からの夢だった


 

 


高級車に乗り、高級タワーマンションに住み


贅沢なくらしができるようになりましたが


正直、何の満足感も得られませんでした。


 

 


それどころか


日々数多くのお客さんに


パンを提供し続けなくては・・・


 

 


この追いかけられているような感じに


次第に身も心も疲れてしまいました。


 

 


自分の心の中では、日々、葛藤がわいてきます。


数をこなすことばかり最優先しているじゃないか!


 

 


本当はもっとおいしいパンが提供できるのに


今はレベルの低いパンを提供してしまっている。


もっと作りたいパンがあるのに作れない。


 

 


お前はいったい何がしたいんだ・・・


お前は何のために働いているのか・・・



161112 竹内久則さん ③.jpg

 


お金・成功・名誉・地位が欲しいのか


家族のためか


 

 


今のままでお客さんに


申し訳ないと思わないのか・・・


 

 


そこで下した決断が、お店の閉店でした。


 

 


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 パンは僕のすべて!


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そう言い切る竹内さんは、


自分のパンへの情熱をお客さんに


正直に届けて感動してもらうこと




これこそが自分のやりたかったこととして


2016年これを実現すべく


西宮市の郊外の山の中にお店をオープンしました。


 

 


このような地にお店を構えるからには


当然、どこにでも手に入るようなパンでは


お客さんは来てくれない。


 

 


常に自分の技術を磨いて


美味しいパンを作り続けることに


情熱を燃やします。


 

 


改めて冒頭の言葉を振り返ってみましょう。


 

 

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 まだ絶対、おいしくなる!


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昨日よりも今日・・・


今日よりも明日・・・




日々本気でパンに向き合うからこそ


お客様の感動を呼び続けているのですね・・・


 


161112 竹内久則さん ①.jpg

 


さてここで、少し「欲」について


ふれていこうと思います。


 

 


実は欲の中にも、


いい「欲」とよくない「欲」があるのを


ご存知でしょうか?


 


 


初めに、よくない「欲」とは「貪欲」です。


貪欲は、あくまでも自分自身だけの利益やメリット、


あるいは成果を「最大化」するものです。


 

 


言葉を変えると、欲望が肥大化したもの。


貪欲を追求していくと、


いずれ誰か(自分/他人)を犠牲にしかねません。


 

 


もう少し具体的に見てみましょう。



 

 


①自分を優先する


②他人を犠牲にする


③満足しない


 

 


まさしく1店舗目の時の竹内さんが


これに近い状況でした。


 

 


これに対して、いい「欲」とは、


自分自身を成長させる欲、


自分と他人を幸せにする欲です。


 

 


先に紹介した「貪欲」からは、


自分自身を成長や自分と他人を


幸せにすることは生まれてきません。


 

 


自分の成長や自分も含めた人の幸せのために


努力を積み重ねる。


 

 


そんな人生を歩んでいきたいですね。


まさしく現在の竹内さんのように・・・


 

 


いい「欲」をもつために、まずは1つ。


具体的にできることを


実践していきませんか?


 

 


 ・すべてのことに感謝する


 ・みんなが笑顔になれることを考える


 ・毎日、昨日の自分よりどれだけ成長できたか検証する


 ・何かを始めるときは目的やゴールを確認する


 ・相手のためになることをトコトンやる


 ・見返りは相手の成長・喜びだと知る


 ・・・


 


具体的な行動があなたを成長させてくれます。


それでは、よい1週間をお過ごしください。


 




 


 

    
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