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今週の名言 : 福島有佳子さん(人工ボディ技師) [ビジネスパーソン (女性)]

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 “笑顔”のために!


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先天的な障害や、

事故、病気で失った

体の一部を補う



シリコン製のボディパーツ

「人工ボディ」



血管やシワ、肌の質感まで

驚くほどにリアルに

再現した人工ボディで



2000人以上の体を

よみがえらせ、

時に人生も変えてきた



人工ボディ界の

パイオニアとして知られる



『福島有佳子』

さんの言葉です。



190223 福島有佳子さん ①.jpg


有佳子さんのもとへ

訪れる患者さんはは



体の一部を

欠損していることに加えて



多くの人々が

心の中に深い傷を負いながら

人生を過ごしています。



どうしても

人の視線が気になって

人前に出たくなくなってしまう。




母親の私に片腕がないと

子供がいじめられてしまうのでは…



私は一生

サンダルを履くことができないの…



とにかく

患者さんの話を徹底的に



聴くことを大切にしている

有佳子さんに対して



これまで心の中に

ためこんでいたものを

泣きながらに語ります。



こんな患者さんのために

自分のできる限りのことをして



少しでも心と体の傷を

いやしてあげたい



患者さんの涙を笑顔に

変えてあげたい



そんなあつい想いを持って

これまで人口ボディ技師として

日々過ごしてこられました。



190223 福島有佳子さん ②.jpg


今でこそ

人口ボディのパイオニアとして



実力も人気も兼ね備えている

有佳子さんですが



ここに至るまでには

実はとても苦しい

過去がありました。



色んなものを造るの大好きで

高校でも造形やデザインを

中心に学びます。



その後21歳で

人工ボディ技師として

とある会社に就職



しかしながら

いざ会社に入ってみると



人工ボディをつくれる技師は

自分以外におらず



すべてを自分一人で

ゼロから

やらなくてはいけない環境でした。



当然

実力も未熟で素人同然



こんな状況で

患者さんが来られても



そもそも自分では

対応できないようなことばかり。



仕方なくお患者さんに対して

「自分にはできそうにありません」

とお断りをすると



ほとんどのケースで

患者さんは

泣き崩れてしまいます。



こんな恥ずかしい思いを

してまで相談しているのに



「できないなんて、ヒドイ!」



さらに入社して

2年たったある日のこと



この状況に追い打ちを

かける出来事が起こります。



何と社長の失踪



そして他の社員たちも

次々と会社を辞めていく中



最後まで残ったのは

有佳子さん1人でした。



「必ず技術を磨いて

 皆さんにお返しします」



お客様全員に

お詫びの連絡を入れることからの

再スタート。



なぜ有佳子さんは

1人会社に残る

覚悟を決めたのでしょうか。



それは、

入社してから2年間というもの



とても辛い思いをして

とても期待をして

来て頂いた患者さんに対して



私の技術では無理かもと

逃げてばかりの日々を

過ごしてきたから。



そして

また今の状況から

逃げてしまったら



この先の私の人生は

逃げの人生になってしまう。



そんな人生は絶対にイヤだ。



これからは

逃げない人生を送ろう。



どんなに難しい依頼であっても

全力で向き合おう。



これをやらなかったら

次がない。



この努力が

将来必ず誰かの

笑顔につながるはず…



こう覚悟を決めます!



190223 福島有佳子さん ③.jpg


こうした努力を積み重ねて

3年がたとうとするころ



少しずつですが

有佳子さんの状況に

変化が表れるようになってきます。



それは

お客様から感謝の言葉が

届くようになってきたこと。



「有佳子さんのお陰で

 外に出るのが楽しくなりました」



「お母さんのために

 素敵な指をつくってくれて

 ありがとう…」



逃げずにあきらめに

人工ボディに

向き合ってきたことで



患者さんの

体と心を支える

人生を支える



プロフェッショナルな

技師へと成長することが

できたのですね。



そして有佳子さんの行動を

このように突き動かしてきたのが

冒頭の言葉でした。



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 “笑顔”のために!


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仕事や試験などへの

向き合い方として

大事なこととして



3人のレンガ職人

のイソップ寓話が

良く知られています。



世界中をまわっている旅人が、

ある町外れの

一本道を歩いていると、



一人の男が道の脇で

難しい顔をしてレンガを

積んでいた。



旅人はその男のそばに

立ち止まって、



「ここでいったい

 何をしているのですか?」



と尋ねた。



「何って、見ればわかるだろう。

 レンガ積みに決まっているだろ。



 朝から晩まで、

 俺はここでレンガを積まなきゃ

 いけないのさ。



 あんた達には

 わからないだろうけど、  



 暑い日も寒い日も、 

 風の強い日も、

 日がな一日レンガ積みさ。



 腰は痛くなるし、

 手はこのとおり」



男は自らのひび割れた汚れた両手を

差し出して見せた。



「なんで、

 こんなことばかり

 しなければならないのか、

 まったくついてないね。



 もっと気楽にやっている奴らが

 いっぱいいるというのに・・・」



旅人は、

その男に慰めの言葉を残して、

歩き続けた。



もう少し歩くと、

一生懸命レンガを積んでいる

別の男に出会った。



先ほどの男のように、

辛そうには見えなかった。



旅人は尋ねた。



「ここでいったい

 何をしているのですか?」



「俺はね、

 ここで大きな壁を作っているんだよ。

 これが俺の仕事でね。」



「大変ですね」



旅人は

いたわりの言葉をかけた。



「なんてことはないよ。

 この仕事のおかげで

 俺は家族を養っていけるんだ。



 ここでは、

 家族を養っていく仕事を

 見つけるのが大変なんだ。



 俺なんて、

 ここでこうやって仕事があるから

 家族全員が食べいくことに困らない。



 大変だなんていっていたら、

 バチがあたるよ」



旅人は、

男に励ましの言葉を残して、

歩き続けた。



また、もう少し歩くと、

別の男が活き活きと楽しそうに

レンガを積んでいるのに出くわした。



「ここでいったい

 何をしているのですか?」



旅人は興味深く尋ねた。



「ああ、俺達のことかい?

 俺たちは、歴史に残る

 偉大な大聖堂を造っているんだ!」



「大変ですね」

旅人はいたわりの言葉をかけた。



「とんでもない。

 ここで多くの人が祝福を受け、

 悲しみを払うんだぜ!

 素晴らしいだろう!」



旅人は、

その男にお礼の言葉を残して、

また元気いっぱいに歩き続けた。



190223 福島有佳子さん ④.jpg


3人のレンガ職人への

「何をしているか」

の問いかけに対する答えから、

次のようなことが分かります。



1番目のレンガ職人

「レンガ積みに決まっているだろ」

 


 →特に目的なし



2番目のレンガ職人

「この仕事のおかげで

 俺は家族を養っていける」



→生活費を稼ぐのが目的



3番目のレンガ職人

「歴史に残る

 偉大な大聖堂を造っている」



→後世に残る事業に加わり、

 世の中に貢献することが目的



この中で

一番モチベーション高く

仕事をしているのは、

明らかに 3番目の職人ですよね。



目的がしっかりしていて、

その目的を果たすために



どのような貢献ができるのかを

自分で考えるからこそ、



より良い仕事をしようと

その仕事に積極的に関わる

姿勢が生まれます。



では、

やらされている感のある

1番目の職人や、



仕方なく

生活のために働いている



2番目の職人のような人は

どうしたら良いのでしょうか。



やはり

人生の夢や目的を

醸成させることが

大切になります。



そう有佳子さんの

「”笑顔“のために…」

のように。



最後に

有佳子さんのモットーを

ご紹介しておきましょう。



お客さんの心の声に

向き合って



難しいことがあったとしても

逃げずに自分を信じて

挑戦し続けること



190223 福島有佳子さん ⑤.jpg


さて

皆さんはいかがでしょうか?



有佳子さんや

3人目の職人のように



夢や目標を持った

人生を歩んでいきませんか…




 


    
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