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今週の名言 : 多田克彦さん(農業経営者) [ビジネスパーソン (男性)]

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 待っているのではなく


 取りに行く!


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農業が衰退し、

津波被害にあえぐ

岩手の魅力を掘り起こそうと奮闘。



農業で自立する世界を

創りたいとの熱い想いから



自ら生産した牛乳や野菜から

プリンなどの製品を作り

世界へ売り込む男



『多田克彦』

さんの言葉です。



180818 多田克彦さん①.jpg


多田さんは、

昭和30年岩手県遠野市の

兼業農家の家庭に生まれます。



その後東京の大学を卒業した後

地元遠野市の市の職員として

働いていたある日のこと



遠野物語の著者として有名な

柳田邦男さんの講演を聴いたことが



その後の人生を

大きく左右することになります。



それまで

遠野市で生まれ育ちながらも



柳田邦男さんのことを

ほとんど知らなかった

多田さんですが、



その講演がきっかけとなって

色々と調べていく中で



柳田邦男さんが提唱されている

「農民の自立」

に強い共感を覚えるように

なっていきます。



180818 多田克彦さん⑤.jpg


そのためには

政府の保護政策にすがるのではなく

農民の自覚・覚悟が必要。



そし講演会から1年後には

自分でそれを実践したいとの

想いから



多田自然農園

をスタートさせています。



ここで多田さんが

自立した農業を実践するために

意識したことは



「人々に驚き・感動を与えること」



人と同じことをやっていてはダメだ。

どうしたら

他の人との違いを出せるか。



とにかく考えること。

そして行動すること。



それまでの政府や農協から

言われたことに従う農業から



自分で考えて行動する

「差別化」の農業に

拘り続けてきました。



180818 多田克彦さん②.jpg


そのために多田さんは

農業だけでなく乳牛の飼育を行い



農業では無農薬栽培

乳牛の飼育では放し飼い

にこだわり



野菜や牛乳の美味しさでは

誰にも負けないほどに

こだわり続けています。



さらにそれだけにとどまらず

そのこだわりの

ミルクやチーズなどを活用して



プリンなどの開発生産販売を

手掛けたり



さらにはときに

セールスパーソンとして



東京や世界に向けて商品が

流れるように

商談活動まで続けています。



つまり

素材の生産・加工品の生産・販売を

自分で考えて行動して



ビジネス展開していることに

なります。



180818 多田克彦さん④.jpg


多田さんと一緒に仕事を

している仲間たちは

多田さんのことを



いい意味での

「大型台風」

と言います。



熱い想いを持って

その行動力で周りに影響を与え

自分の道を切り拓いていく。



多田さんが農業を

始めた当初は



実は日本国内の農家にとっては

非常に厳しい時代でした。



輸入牛肉の自由化に伴い

国産の牛肉の値段が

1/8にまでさがってしまったり



乳牛の生産調整のために

生産した牛乳を

出荷できなくなってしまったり



当時、

大きな借金を抱えていた

多田さんは



当時のことを

首をくくりたくなった

と振り返ります。



それでも

自覚・覚悟を持って

自分で考え自分で行動し



自分で道を切り拓いてきたからこそ

今があります。



180818 多田克彦さん③.jpg


まさしく冒頭の言葉通りですね。



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 待っているのではなく


 取りに行く!


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学生から社会人へ

新入社員から先輩・リーダーへ



人生の

様々なステージに入っていく段階で

どのような向き合い方をしていくのか



多田さんからは

そんな投げかけが聞こえてきそうです。



言葉をかえると


受身 or 能動

他責 or 自責


とも言えますね。



さて皆さんはいかがでしょうか?



今の自分の生き方は

どちらのタイプですか?



改めて

待っているのではなく

取りに行く

そんな生き方をしていきたいですね。




 


    
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