今週の名言 : 多田克彦さん(農業経営者) [ビジネスパーソン (男性)]
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待っているのではなく
取りに行く!
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農業が衰退し、
津波被害にあえぐ
岩手の魅力を掘り起こそうと奮闘。
農業で自立する世界を
創りたいとの熱い想いから
自ら生産した牛乳や野菜から
プリンなどの製品を作り
世界へ売り込む男
『多田克彦』
さんの言葉です。
多田さんは、
昭和30年岩手県遠野市の
兼業農家の家庭に生まれます。
その後東京の大学を卒業した後
地元遠野市の市の職員として
働いていたある日のこと
遠野物語の著者として有名な
柳田邦男さんの講演を聴いたことが
その後の人生を
大きく左右することになります。
それまで
遠野市で生まれ育ちながらも
柳田邦男さんのことを
ほとんど知らなかった
多田さんですが、
その講演がきっかけとなって
色々と調べていく中で
柳田邦男さんが提唱されている
「農民の自立」
に強い共感を覚えるように
なっていきます。
そのためには
政府の保護政策にすがるのではなく
農民の自覚・覚悟が必要。
そし講演会から1年後には
自分でそれを実践したいとの
想いから
多田自然農園
をスタートさせています。
ここで多田さんが
自立した農業を実践するために
意識したことは
「人々に驚き・感動を与えること」
人と同じことをやっていてはダメだ。
どうしたら
他の人との違いを出せるか。
とにかく考えること。
そして行動すること。
それまでの政府や農協から
言われたことに従う農業から
自分で考えて行動する
「差別化」の農業に
拘り続けてきました。
そのために多田さんは
農業だけでなく乳牛の飼育を行い
農業では無農薬栽培
乳牛の飼育では放し飼い
にこだわり
野菜や牛乳の美味しさでは
誰にも負けないほどに
こだわり続けています。
さらにそれだけにとどまらず
そのこだわりの
ミルクやチーズなどを活用して
プリンなどの開発生産販売を
手掛けたり
さらにはときに
セールスパーソンとして
東京や世界に向けて商品が
流れるように
商談活動まで続けています。
つまり
素材の生産・加工品の生産・販売を
自分で考えて行動して
ビジネス展開していることに
なります。
多田さんと一緒に仕事を
している仲間たちは
多田さんのことを
いい意味での
「大型台風」
と言います。
熱い想いを持って
その行動力で周りに影響を与え
自分の道を切り拓いていく。
多田さんが農業を
始めた当初は
実は日本国内の農家にとっては
非常に厳しい時代でした。
輸入牛肉の自由化に伴い
国産の牛肉の値段が
1/8にまでさがってしまったり
乳牛の生産調整のために
生産した牛乳を
出荷できなくなってしまったり
当時、
大きな借金を抱えていた
多田さんは
当時のことを
首をくくりたくなった
と振り返ります。
それでも
自覚・覚悟を持って
自分で考え自分で行動し
自分で道を切り拓いてきたからこそ
今があります。
まさしく冒頭の言葉通りですね。
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待っているのではなく
取りに行く!
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学生から社会人へ
新入社員から先輩・リーダーへ
人生の
様々なステージに入っていく段階で
どのような向き合い方をしていくのか
多田さんからは
そんな投げかけが聞こえてきそうです。
言葉をかえると
受身 or 能動
他責 or 自責
とも言えますね。
さて皆さんはいかがでしょうか?
今の自分の生き方は
どちらのタイプですか?
改めて
待っているのではなく
取りに行く
そんな生き方をしていきたいですね。
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