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今週の名言 : 式町水晶さん(ヴァイオリニスト) [その他]

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 ゆっくり


 ゆっくりで、


 大丈夫!


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生まれつき脳性麻痺の

障害がありながらも



ヴァイオリニストになる

夢を諦めず、



地道な練習の継続と、

筋力トレーニングとで



体をコントロールしながら

麻痺に立ち向かい、



2018年4月に

キングレコードから



メジャーデビューした

奇跡のポップ・ヴァイオリニスト



『式町水晶(しきまちみずき)』

さんの言葉です。



180908 式町水晶さん ①.jpg


水晶(みずき)さんは、

1836gの未熟児で

この世に産まれます。



その後、

3日間生死の境をさまよい、



黄だんなどにより

退院まで2か月かかりました。



そんな息子に対して

あらゆるものから護られる様に

との想いをこめて



「水晶(みずき)」

と命名されました。



1歳で「斜視」が表れましたが

手術で治りほっとしたものの、

平穏は続きませんでした。



3歳の時に、

よく転ぶ子だねということで

病院に行ってみると



「脳性麻痺」

との診断。



3歳で東京都から

障害認定を受けることになります。



180908 式町水晶さん ②.jpg


長時間、

歩くことができず



4歳から足に装具をつけて

車椅子での生活に。



さらに小学校に入ると

まわりからひどいいじめに

あうようになり不登校に。



そして

6年生になると目の病状が悪化して



医者からは失明の可能性を

宣告されます。



当時小学生の少年にとって

悲しくて辛いことばかりが

起こる中



唯一、水晶(みずき)さんの

心の支えとなったのが

ヴァイオリンでした。



180908 式町水晶さん ③.jpg


水晶(みずき)さんが幼い頃

音楽に対する興味があることを

察知した母親が、



ヴァイオリンなら

脳性麻痺の子供でもできる

可能性があるかもと考え



何度も何度も断られながら

脳性麻痺の子供に

ヴァイオリンを指導してくださる



先生にようやくたどり着いて

始めた楽器です。



しかし

当時の水晶(みずき)さんは



何で自分ばかりがこんな体に。

何で自分ばかりが いじめられるのか。



いつかきっと

健常者を見返してやるんだ。



こんな感情に囚われる

日々を過ごしていたそうです。



自分の損得勘定しかなくて、

自分が強くなることにしか

執着しない、



他人がどうなろうが

知ったこっちゃないっていう

感情しかなかった。



そんな時に

水晶(みずき)さんの演奏を聴いた

ヴァイオリンの先生が



その演奏から

水晶(みずき)さんの



心の叫びを感じ取り

そっと寄り添って下さりました。



つらかったね。



でも障害を持っている

みっくんの本当のつらさは



健常者である僕は

わかってあげられないんだよ、

ごめんね



って泣いてくださって。

そのやさしさが

とても心の支えになりました。



と言われています。



180908 式町水晶さん ⑤.jpg


さらに

チャリティーコンサートなどを通じ、



東日本大震災の

被災地に赴いたことも



水晶(みずき)さんの

心の成長に

大きな影響を与えたそうです。



被災地に行って、

愛する家族を失った人たちも

たくさんいて。



でも、

そういう人たちが



僕の体のことを

心配してくれるんです。



なんて自分は

幸せなんだろう、

そう思いました。



自分の差別意識が

いかにちっぽけな問題だったかって

ことがわかって。



それでも

なかなか完全には闘争本能が

捨てられなかったんですけど、



18歳のとき

コンサートを開いたら、



小さな男の子が自分に、

『式町さんみたいな

ヴァオリニストになりたい』

って言ってくれたんです……。



気づけばいろんな人が

僕を支えてくれていて…



もはや周りは

敵ではないと思いました。



決定的な何かがあって

劇的に考え方が変わった

わけではありませんが、



純粋な歩み寄り、

そして寄り添うことの積み重ねが、



やがて気づきとなって、

式町さんの意識を

変えていったのですね。



180908 式町水晶さん ⑦.jpg


13、14歳の頃には

脳性麻痺の状態が重くなり、



今まで麻痺がなかったところにも

麻痺がでてきます。



当時とても落ち込みますが、

元来強がりなので

人にそんな姿を見せたくなくて、



15歳の時から

筋力トレーニングを始め、



体力的にも車椅子を

使わなくてもよくなっていきます。



高校3年生の時に、

病気の関係で普通高校から

通信制の高校に転校し、



ヴァイオリンの練習と

体を鍛える時間が できたことも

よかったと(+)に捉えられたと

言っています。



180908 式町水晶さん ④.jpg


もちろん今も麻痺はありますが、

薬によっての副作用を

ださない為に



リハビリして筋肉を

つけたりしています。



ランニングも始めて、

最初は1キロを走るのに

20分も掛かったのですが、



1週間練習したら

19分になりました。



今では

5キロ10キロは普通に走れます。



体を鍛えたり動かすことで、

ほんの少しずつですが

成長する自分を見るのが好きです。



これからは、

耳が聞こえない方にも

喜んでもらえる、



視覚的にも嗜好をこらした

コンサートをしてみたいです。



また、 3年後には海外で演奏を

してみたいです。



障害はあっても、

少しずつゆっくりとですが、



いろんなことをしてきたからこそ、

今の自分があると思います。



自分の体に

もっとゆっくりさせてあげも

よかったかなと思うこともあります。



==========


 ゆっくり


 ゆっくりで、


 大丈夫!


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180908 式町水晶さん ⑧.jpg


水晶(みずき)さんは

障害はもちろんのこと、



自分のペースで少しずつ

自分自身を乗り越えることで、



今日のヴァイオリニスト・式町水晶

になっていったのですね。



皆さんも水晶(みずき)さんのように

自分のペースで

自分らしく



自分の人生を

歩んでいきませんか…





 


    
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