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今週の名言 : 豊島雅信さん(焼き肉店従業員) [その他]

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弱さもみがけば


個性になる!


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海外のグルメガイドで

日本№1と評価される




3時間半待ちの

大行列ができる

この焼き肉店の名物は、



「日本一」

の呼び声高い

牛の内臓肉・ホルモン。



そのホルモンをもとめて

国内外から



一般客はもちろんのこと

料理人も足しげく通うほどの



おいしさを

引き出すその実力から



ホルモンの神様

と慕われる



『豊島雅信』

さんの言葉です。



221015 豊島雅信さん ①.png


豊島さんは昭和33年

精肉店を営む

両親のもとに生まれます。



2歳のときでした・・・



店にあった

ひき肉の製造機に



誤って手を入れ

右手の指を

失います。



生活するうえで

不自由を感じることは

なかったものの



学校に通うようになると

意識をせざるおえませんでした。



例えば、

本来であれば

楽しいはずのフォークダンス



周りの女子からは

「嫌だ」

「気持ち悪い」

「触るの嫌だ」



こうした屈辱の連続は

今でも脳裏に

しっかりと焼き付いています。



もう学校にはいきたくない。



そんな想いから

中学を卒業すると

就職することを決意



知人の口利きで

神戸のステーキ店を

紹介してもらうも



いざ働く段になると

「右手が悪い子は働けません」

と門前払い。



強いショック

やるせない気持ち



様々な感情が

湧き出てきます。



やむなく実家に戻り

精肉業の傍ら営んでいた

焼き肉店で働き始めます。



221015 豊島雅信さん ②.gif


自分はこの世に

必要のない人間!?



仕事にも身が入らず

毎日遊びまわるように。



こんな日々が

15年続いたある日のこと



仕入れに訪れた食肉市場で

ある光景を目にしました。



カルビやロースなどが

次々と引き取られるその脇で



売れ残ったホルモンが

大量に置かれていました。



どこか

自分と重なって見えました。



俺も

このホルモンみてえなもんだな。



この世から

半分は脱落したような自分



この日から

ホルモンを買い取っては



売るために工夫を

来る日も来る日も重ねます。



雑味やにおいを

取るための洗い方



舌触りを

良くするための

刃先の入れ方



15時間/日

左手一本での仕込み



それでも売れない

日々は続きますが



もうあきらめたくは

ありませんでした。



やらないうちから

できないなんて

言うのはやめよう!



捨てるのも、

拾うのも、

自分



こう自分に

言い聞かせながら



試行錯誤を続けて

数年後



ぽつりぽつりと

地元では見かけない客が

店を訪れるようになります。



221015 豊島雅信さん ③.png


それから30年

今では豊島さんの

ホルモンを求めて



連日、

お客さんが訪れてきます。



豊島さんは

ご自身の人生を振り返り

次のように語られています。



若いときは、

自分の右手が憎くて

しょうがなかった



そう思ってたのに

今では反対に



この右手があったから

今の俺がある



感謝している

この右手に感謝している



この右手がなかったら

ここまで

こうして



焼肉道

に邁進してこれなかったと思う。



221015 豊島雅信さん ④.png


誰にでも存在する

自分の弱さ



こうした弱さも

自身の行動の原動力に変えて



日々一歩ずつ

未来に向かって

歩み続けてきた



豊島さんの生き方

とても素晴らしいですね。





こちらをクリック頂けますと幸いです。

    
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