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今週の名言 : 遠藤正己さん(駒師)

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どんな状況でも


前に進んでいく…!


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最愛の妻の死

20回に及ぶ転職

母の介護

・・・



泥沼の15年を

乗り越えて



今では

日本を代表する

駒師として活躍する



『遠藤正己』

さんの言葉です。



200822 遠藤正己さん①.jpg


ギターの弾き語りで

出会った妻との結婚を機に



地元山梨に戻り

居酒屋を始めると

徐々に繁盛店に。



地元のお客さんに

もっともっと愛されるお店に

との想いから



600万円かけて

店を改装した矢先



最愛の妻が

事故で他界



あまりにものショックで

自分を見失い



まだまだ親が必要な

子供たちに対しても



自分のことは自分で

やってくれ



と子供たちを

思いやる余裕さえも

なくなり



さらには

仕事も放棄



ついには店を

手放すことに…



金銭的にも

余裕がなくなってくると



さらに精神的にも

余裕がなくなる悪循環



なんとか仕事を見つけようと

ハローワークなどに出向くも



当時は20代の学生にとっても

まさに就職氷河期の頃



40代半ばの遠藤さんには

大した仕事も見つかりません。



お前には価値がない



世間から

そうつきつけられたような

虚しさがこみ上げてきます。



200822 遠藤正己さん③.jpg


スーパーのアルバイト

テイクアウトでの調理

・・・



それでも

何とかお金を稼ぐためにも



20以上の職を

転々とします。



高校の入学式にも

来てくれない父親



職を転々とする

父親に対する

子供たちの信頼はゼロ



子供たちからは

恥ずかしい父親とさえ

思われていきます。



59歳の時に届いた

年金のお知らせでは

10年分未納が発覚



母親の介護で

なかなか昼間の仕事が

できない



そんなときに

ふと近所で行われる



将棋の駒の作品展示会に

気分転換に出かけると



日本でもトップクラスの

駒師から声をかけられ

思わず弟子入りを覚悟



母親を介護しながら

自宅で仕事ができる



そして

何よりも駒をつくっていると



嫌なことを忘れて

集中できる



こんな生活を始めて

数か月もしてみると



実は

これまで行ってきた

数々の職体験が



駒づくりにかかせない

技術に役立っていたことが

分かります。



通常だと10年かかると

いわれる技術を

わずか半年で習得



200822 遠藤正己さん②.jpg


そして駒師としての

仕事を始めてから



わずか6年で

大きなチャンスが

遠藤さんに訪れます。



日本将棋連盟から

日本最高位の大将戦でつかう



駒づくりに

チャレンジしてみないかとの

内容でした。



自分の人生をかけ

全身全霊でのぞみます。



どうしても

自分の駒を選んでいただきたい。



その心には

失ってしまった



子供たちからの信頼を

少しでも

取り戻したい



こんな思いがありました。



そして

駒の選定会当日



かの羽生善治さんが

選んだのが

遠藤さんの駒でした。



20以上もの職を

転々としているときにも



そのまま

奈落の底に落ちてしまうことも

十分にありえましたが



たとえわずかだとしても

少しずつ前に進んでいったことが



このような運命を

手繰り寄せる結果に

つながったのですね。



200822 遠藤正己さん④.jpg


最後に改めて

冒頭の言葉を

振り返っておきましょう。



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どんな状況でも


前に進んでいく…!


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こちらをクリック頂ると幸いです。

    
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