今週の名言：竹井和之さん（ラーメン店店主） [ビジネスパーソン （男性）]
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その一杯に
情熱はあるか！
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福島県白河に店を構え
そこで提供しているのは
１杯７００円の
醤油ラーメン
休日ともなれば、
このラーメンを求めて
日本全国から
400人もの客が押し寄せ、
開店前から大行列ができる
超人気ラーメン店
「とら食堂」店主
『竹井和之』
さんの言葉です。
竹井さんは、
高校を卒業すると同時に
ラーメンの道に入り
すでに40年以上。
この間、常に、
竹井さんの心に中にあったのは
"まだまだ、
美味しいものを作れるんじゃないか"
とにかく
これでいいと思ったことは
一度もないと言い切ります。
なぜ竹井さんは
これほどまでに
この１杯のラーメンに
こだわり続けてきたのでしょうか？
それは
竹井さんの父親に対する
「葛藤」
が大きく影響をしていました。
実は竹井さんの父親は
ラーメン界の
「天才」
とまで言われていた
伝説の人
現に竹井さん自身も
父親の作るラーメンに感動して
この世界に入ることを
決意しています。
高校を卒業と同時に
父親のもとで
来る日も来る日も
ラーメンを作り続けますが
父親からは一切アドバイスは
ありませんでした。
それでも早く父親においつき
追い越したいとの思いから
ラーメンを作り続け
3年が経とうとしていた
ある日のこと
いつものように
自家製麺を作っているとき
不思議な感覚に見舞われます。
何だか粉と遊んでいる感覚。
指や体が自然と動き
粉と一体となっていく感覚。
父親が伝えたかったのは
このことだったんだと
初めて理解できるように
なりました。
それでもその当時、
父親から言われた言葉は
よくこんなまずいもん出して
お金をとっているな！
こんな日々が続く中
竹井さんの父親が
突然、脳梗塞で倒れて
帰らぬ人に。
その直後から
父親に変わって
自分の作るラーメンを
お出しするも
お客様から言われた言葉は
次のようなものでした。
前（父親）より味が落ちた。
あの息子には
父親はこえられないなー
そのうち店がつぶれるぞ。
「悔しさ」と「絶対にやってやるぞ」
との思いを胸に
これまで以上に
ラーメンの高みを目指し続けます。
うま味調味料は一切使わない。
すると味に深みがなくなる。
だからこそダシに使う
鳥ガラの種類や分量、
絶妙な火のかけ方すべてに
トコトンこだわる
自家製麺で使う粉の種類
水の量や水のかけかた
手指・体の使い方に
トコトンこだわる。
焼豚の種類や
わずかな血合いも取り除く
こだわりの炭で丁寧に蒸し焼き
・・・
とにかく徹底的に
こだわり抜きます。
毎朝4時から約5時間かけて
丁寧に開店準備を行います。
このような
日々の努力の積み重ねが実を結び
今では、
店が始まる時間には
たくさんの行列が
できるほどにまでに
なりました。
改めて、
竹井さんがご自身が
自分の人生を振り返ってみて
語られた言葉には
とても深みを感じます。
私は、普通の凡人です。
私は、不器用です。
だからこそ
１つのことをやり遂げないと
いけない
１つのことをやり遂げるからこそ
普通の凡人ではなくなるのです。
言葉を変えると
「バカになれ！」
ということでしょうか。
いかがでしょうか？
この言葉には
充実した人生を送るための
ヒントが隠されていると
思いませんか。
父親が倒れてから
5年が経とうとしていたある日
父親時代からの
常連のお客さんの言葉に
思わず涙が零れ落ちます。
先代をこえたな！
おいしかったよ！
最後に竹井さんは
プロフェッショナルを
次のように定義されています。
毎日毎日の繰り返しですよ。
そういう所から生まれるものが
いっぱいあるんですよね。
そういう事を飽きなく
なおかつ楽しんで
前を向いて 向上心を持ち
不動心って
自分の心が動かないように
仕事をやっていく人の事
まさしく
熱い想いを持って
継続していくことで
凡人が
凡人でなくなるのですね。
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2018-05-05 08:04
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